国家華語測験推進工作委員会


国家華語測験推進工作委員会(略称:華測会)は、2005年11月に正式に設立されました。中華民国教育部の特別経費によって設立された組織であり、「華語文能力測験(華語能力試験)」の研究開発および推進を担当する専門機関です。台湾発の対外華語文関連試験を開発・普及させ、世界各地で高まる中国語学習ブームに対応することを目的としています。


華測会の主な任務は以下のとおりです:
一、華語文能力測験の内容を企画すること。
二、華語文能力測験の問題銀行(題庫)を開発すること。
三、華語文コンピュータ試験システムを開発すること。
四、台湾発の対外華語文能力測験を推進すること。
五、世界各国との華語文能力測験に関する協力と交流を拡大すること。


概要
「台湾華語文能力基準」
Taiwan Benchmarks for the Chinese Language(略称:TBCL)


台湾の華語(中国語)教育は高い評価を受けていますが、非母語話者の学習ニーズに適した能力指標およびレベル分級基準がこれまで欠けていました。これを受けて、教育部は国家教育研究院に対し、学者および専門家を招いて研究開発を行うよう依頼し、6年にわたり100回を超える諮問会議を開催しました。その成果として「台湾華語文能力基準」(Taiwan Benchmarks for the Chinese Language, TBCL)が完成しました。

TBCLは「聞く・話す・読む・書く・訳す」の5技能について、3段階7レベルの能力指標を設定しています。また、3,100字の常用漢字表、14,425語の語彙表、およびレベル1から5に対応する496項目の文法点を含んでいます。

この能力基準は国際指標とも整合しており、米国外語教育委員会(American Council on the Teaching of Foreign Languages, ACTFL)およびヨーロッパ共通参照枠(Common European Framework of Reference for Languages, CEFR)とのレベル対応を完了しています。TBCLとCEFRの対照により、「聞く・読む・書く」の各技能においてTBCLのレベル1およびレベル2はCEFRのA1未満に相当し、「話す」においてもTBCLのレベル1はCEFRのA1未満であることが示されています。これにより、TBCLは華語の特性を反映し、非母語話者の学習ニーズに即した基準であることが確認されました。

さらに、本成果として「台湾現代華語語料庫(Corpus of Contemporary Taiwanese Mandarin, COCT)」および「標準体系統合応用システム」(https://coct.naer.edu.tw/)が構築されています。これらは、華語教師による教材作成・教授・評価、学習者の自律学習、教材編者による教材開発、そして華語文能力測験(Testof Chinese as a Foreign Language, TOCFL)など、多様な応用に活用することができます。

2025試験日および試験会場

●試験の特徴
TOCFL(華語文能力測験)は、台湾の国家中国語能力試験推進委員会が開発を行い、全世界への普及を推進している、台湾華語(中国語)を母語としない人向けの能力試験です。


●試験内容
6段階のレベル分けで合格、不合格で結果が出る仕組みになっています。各レベル、聴解問題50問と読解問題50問の計100問。日本国内試験では、繁体字もしくは簡体字いずれかでの受験を選択できます。


●レベル判定
レベルは3つのBandで構成され、各Bandに2級ずつに分かれています。6レベルの段階は、入門級・基礎級・進階級・高階級・流利級・精通級。